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番号 作  品  名 収録年月日/備考
01 檸 檬(1) (2)
02 愛 撫  2008/06/20
03 ある心の風景 (1)  (2)  (3)  (4)  (5)<完> 2008/08/31〜09/05
04 Kの昇天 〜或はKの溺死〜   2008/11/11
05
城のある町にて(全6話)   

  <ある午後> <手品と花火> <病気><勝子>  
 
  
<昼と夜><雨> 

2008/11/25〜2009/01/06
06  闇の絵巻   2010/03/04 
07  桜の樹の下には   2010/04/24 
08   筧の話   new! 2011/02/05
09  蒼 穹   new! 2011/02/05 
 梶 井 基 次 郎
 『ある心の風景』
 『人間は誰でも、自分が平静であると言う状態を装って、それで生きていく。
  この点では、梶井基次郎も私も同じである。
  恰も、凡てのものに対して、動植物にでも対しているように、自分はなんと思っているかを、決して語ろうとはしないものである。
  (中略)
  私は、梶井の手紙だから残しておかなかったのではない。その頃の私は、誰から来た手紙も残しておかないのが私の習慣であった。
  しかし、いまになると、あの梶井の手紙だけは残しておいたら宜かったのに、と切に思う。
  梶井という男が、どんなに自己を語らなかった人間であったか、その見本に残しておきたかった。そうなのである。
  自己を語らない人間が、どう言う方法で自己を語っていたか、その見本に残しておきたかった、と思った。…』

             
〜ちくま文庫『梶井基次郎全集 全一巻』巻末 『あの梶井基次郎の笑い声』宇野千代著より抜粋〜

 ※この『あの梶井基次郎の笑い声』宇野千代著は、とても素敵な文章なので、近いうちに朗読してみたいと思っています。
   ただその場合、著作権を考えると・・・ここには載せられないのでしょうか?
   そうなると『その他の作家』に載せるしかないのですが・・・是非、皆さんにも聞いていただきたい気もするし。
   梶井基次郎をお好きの方には、きっと、微笑ましい、とても体温を感じる文章だと思うのです。方法を模索してみます♪。